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2014年6月19日木曜日

【新製品】 ESOTERIC(エソテリック)の本社を訪問させて頂きました。新製品 『K-01X』 & 『K-03X』 の勉強会です。

先日ですが、エソテリック株式会社さんの本社に訪問させて頂きました。

7月発売の新製品、『K-01X』と『K-03X』の発売前試聴も兼ねながら、
色々と聞かせていただく機会を設けて頂きました。


※ESOTERIC K-01X(上段) & K-01(下段)


※ESOTERIC K-03X(上段) & K-03(下段)

大ヒットモデル『K-01』と『K-03』のを越えるべく、
最上位モデル『Grandiosoシリーズ』で開発された技術を多く盛り込んでいます。

D/Aコンバーターのチップは最新の旭化成エレクトロニクス製『AK4955S』を採用。
このチップは開発時からESOTERICが参加したそうです。
この32bitD/Aコンバーターを複数回路使用することで、
『K-01X』は35bit処理、『K-03X』は34bit処理で動作させています(『Grndioso』は36bit処理)。

この信号を出力するアナログ回路も『Grandioso』の技術を移植。
『ESOTERIC-HCLD』と呼ぶ、
スルーレイが2000V/μsという驚異的なハイスピードを誇るバッファー回路を搭載しました。
この回路を方chあたり2回路搭載。
バランス(XLR)出力時は、ディファレンシャル(差動)モード、
アンバランス(RCA)出力時は、パラレル(並列)モードで駆動し、
各出力時に能力をフルに発揮できるようになっています。

また『K-03X』では、『K-01X』にも搭載される、メカ制御回路『VS-DD』を新たに搭載。
より滑らかな回転を実現し、メカノイズの低減も図られました。

シャーシも、ベースシャーシ等に細かい変更がされているととの事です。


USB-DAC機能も更に充実。
DSD:5.6MHz、PCM:384kHz/32bitまでのUSB入力に対応しました。

また『Xシリーズ』の発売に合わせ、
DSDファイルにも対応した専用のプレーヤーソフトも公開されました。

詳しくはメーカーHPを↓



という説明を受けながら、ESOTERICの試聴室で試聴開始です。



『K-03X』は、『K-03』に比べ全体的に線が太く、スケール感もアップしています。
全体のエネルギー感は、1つ上のモデルになったと感じます。

『K-03』の方が、線が細く、響きより音像(スリムな)を重視しているように感じました。
鉄筆で書いたような細かさが欲しい方には、『K-03』の方が向いているかとも思います。

ピアノを聴いてみると、今出た音と、残響の重なりが美しく、分離もきれいにしています。
響きと音像のバランスが『K-03X』の魅力だと感じました。



『K-01X』は、オリジナルとおなじベクトルでの進化をより感じます。
ただし、ディテールや特に最低域の伸び、解像度感は確実にアップしています。
やはり澄み切った残響の美しさは特筆です。

『Xシリーズ』のディテール描写や、響きの美しさはハイビット処理に、
低域の充実はアナログ回路の進化による所が大きいそうです。


最後は、現在のESOTERIC最上システムで。


『Grandiosoシリーズ』にTANNOY『Kingdom Royal Carbon Black』を組み合わせて・・・。

再生系は、
電源別筐体のSACDトランスポート『Grandioso P1』、
モノラルD/Aコンバーター『Grandioso D1』、
こちらにルビジウムクロック『G-01』を組み合わせています。

プリアンプには現行の最上位モデル『C-02』、
パワーアンプはモノラルの『Grandioso M1』という豪勢な構成です。

試聴空間が広い事もあり、堂々としたスケール感溢れる再生でした。
繊細かつ豊かな音は、まさに今までの歴代ESOTERIC製品のいいとこ取り。
『ストレスの無い再生って、こういうものですよ』と言うところでしょうか。
このクラスのシステムを導入できる方は、本当に幸せでしょうね。


プリアンプのみ『Grandiosoシリーズ』ではありません。
もちろん開発は行なっているとの事、ぜひ早く完成してほしいものです。


写せない製品もありましたので、試聴室の全体は撮れませんでしたが、
スピーカーとカーペットの間に黒い線が見えると思います。
(3枚目の写真の一番手前にも写っています)
ここで、試聴側と機器側がセパレートされており、床の振動をコントロールしています。
横の壁は平行面が無い様になっており、
絵の様にも見える大きな調音用パネルが、側面と試聴側の背面に設置されていました。

響きはチェックがメインの部屋なので、抑え目。
この部屋で、ポストプロダクションモデルと、
生産モデルの聴き比べを行なってGOサインを出したり・・・なども行なうそうです。


ESOTERIC(エソテリック) 新製品 基本スペック

K-03X SACDプレーヤー
定価900,000円(税別)

サイズ : W445mm*H162mm*D438mm
重量 : 28kg


K-01X SACDプレーヤー
定価1,450,000円(税別)

サイズ : W445mm*H162mm*D438mm
重量 : 31kg



発売を記念して、オランダvan den Hul社のケーブルをプレゼントするキャンペーンが、
7月1日よりスタートします(もちろん事前予約の方も対象です)。
詳しくはこちらを↓



また、『K-03』『K-01』の有償バージョン・アップサービスの発表もありました
バージョンアップ製品名は『VUK K01 XUSB』となります。

ESOTERIC製品のバージョン・アップ情報はこちらから↓

今回はUSB入力のバージョン・アップサービスです。
こちらを受けますと、USB入力での、
①DSD:2.8MHz入力対応
②PCM:384kHz/32bit入力対応

更に
③USB入力時の外部クロック10MHzクロックシンク対応
の新機能が搭載されます。

『K-01』『K-03』の音は気に入っているが、最新の機能が欲しいという方にオススメです。

開始は2014年9月(予定)と少し先になります。
価格は100,000円(税別)。製品回収費および送料は別途請求となります。


『K-03』のお買得な展示品処分品ございます↓
 
『K-03』の展示品は完売しました。


お電話でもご注文承ります。
オーディオスクェア藤沢店 TEL 0466-31-0603



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