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2015年7月25日土曜日

今年も『夏のアナログ祭』を開催します。KRONOS 『SPARTA』 登場決定。

オーディオスクェア藤沢店がオープンして以来続いている、
普段店頭ではデモしづらいレコード関連製品をお聴きいただく、
通称『アナログ祭』と呼ばれるイベントがあります。

もともとは、カートリッジやプレーヤーをお借りして、
スタッフのレコード再生に関するスキルを上げる『勉強』の為に始めたのですが、
何時のまにやら、お客様も巻き込んでの恒例イベントとなりました。

お正月に開催してきたのですが、昨年お盆休み(夏)に開催したところ、
大変好評でしたので、今年も『夏のアナログ祭』を開催する事にいたしました。

今回は、8月10日(月)~8月16日(日)まで開催いたします。


いままでのイベントの様子は『アナログ祭』特設ページを。下のバナーをクリック↓

http://nojima-audiosquare.blogspot.jp/p/aud.html


今回はレコードプレーヤーの目玉として、
カナダ・KRONOS(クロノス)の『SPARTA(スパルタ)』をご用意します。

『SPARTA』の最大の特徴は、
KRONOSの特許技術、『双方向二重回転ターンテーブル』の採用です。


※KRONOS SPARTA ベルトドライブ式ターンテーブル HELENA トーンアーム付


レコードプレーヤーの振動対策には、大まかに2つの方法があります。
1つめは、サスペンションを使用したフローティングシステムと、
2つめは、高質量(重量)の筐体、もしくはスパイク等のインシュレーターを使用して、
仮想的な高質量をもたせる事で振動を跳ね返すリジッドなシステムです。

サスペンションを使用したシステムは、
スピーカーから発せられる機械的振動や、音圧(音声振動)に対して強く、
ハウリングマージンを多くとる事が可能です。
逆に、リジッドなタイプは、ハウリングマージンを取りにくい面があります。

ただし、サスペンションシステムにも弱点があります。
バネ等で浮いているプラッターの、回転によって生じる捻転力の影響を受けやすく、
その力により、針先に揺らぎが生じる事になります。
過去にはこれが、『ちょっとぼやけた音がする』と言われる原因とされました。
この捻転力の影響を懸念したメーカーは、プレーヤーの重量を増やし、剛性を上げる事で、
その影響から逃れる事を優先した、リジッドな高剛性のシステムを開発しました。

現在では、サスペンションに使用する素材や、構造の研究が進んだ事もあり、
『ぼやけた音がする』様なフローティングシステムのプレーヤーは無くなってきています。

また、リジッドなシステムを採用したプレーヤーは、
振動をサスペンション等で逃がす事が出来ない為、モーター等の機械振動や、
外部環境から生じる振動(主にスピーカーからの振動)等による、微振動に影響された、
『尖がった、きつさや、張りのある音』の問題が、
カートリッジなどの進化により、より明確になって来たといえます。


現代の高性能レコードプレーヤーに求められる資質は、
レコードの表面をトレースしている針先に、如何に余計な振動と力を伝えないかに集約されます。

この面に素材面からチャレンジした製品が、昨年の『夏のアナログ祭』に登場した、
アメリカ・SPIRAL GROOVE(スパイラルグルーブ)のレコードプレーヤー『SG1.1J』です。



SPIRAL GROOVE・『SG1.1J』のご紹介はこちら↓
http://nojima-audiosquare.blogspot.jp/2014/08/spiral-groove-sg11j.html

このプレーヤーは、リジッドでありながら振動吸収性の高い素材を組み合わせ、
フローティングされた状態を作り出していました。


そして、構造面からサスペンションシステムの弱点を克服したのが
この夏の『アナログ祭』でご用意させて頂く、KRONOSの『SPARTA』です。

本体は2階建て構造になっています。
上下に2枚のプラッターが搭載されており、それぞれ逆方向に回転しています。
この方法は、捻転力をキャンセルする方法として、アイデアとしては存在していました。
ただし、上下2つのプラッターが同じ質量で、
正確に同じスピードで回転しなくては意味がありません。

プラッターの製造技術と、制御技術の確立の難しさが、
いままでこのデザインを採用する、大きな壁となっていました。
もちろん、正確な速度を保つ高精度なDCモーター、
回転トルクの変動を抑えるベアリングと、オイル循環システムの完成も、
この革新的なデザインの実現に重要な項目でした。


これだけ複雑なシステムでありながら、
設置の関しては極めてシンプルである事も『SPARTA』の魅力です。


KRONOS SPARTA アームレス・ターンテーブル
定価2,800,000円(税別)

駆動方式 : ベルトドライブ
回転数 : 33 1/3、45rpm
対応トーンアーム : 229mm~267mm(9~10.5インチ)
プラッター重量 : 12kg(1枚)
サイズ
 ・本体 : W510mm*H280mm*D360mm
 ・電源部 : W100mm*H85mm*D130mm
重量
 ・本体 : 32kg
 ・電源部 : 1.2kg

KRONOS HELENA トーンアーム
定価900,000円(税別)

形式 : スタティックバランス式
適合カートリッジ : 7.0g~16.0g
実行長 : 266.7mm
オプション
 ・HELENA取り付け用アームベース : 定価80,000円(税別)



『アナログ祭』特設ページは、下のバナーをクリック↓

http://nojima-audiosquare.blogspot.jp/p/aud.html




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