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2017年10月2日月曜日

【TIAS 2017】TechnicsとYAMAHAのブースには、日本のレコードプレーヤーの歴史の中でも名機と呼ばれる製品の流れを汲む、2つのモデルのプロトタイプが展示されていました。

アナログレコードファンにはうれしいモデルのプロトタイプが2つ、
今回の【TIAS 2017】では発表されていました。

まずは、ドイツの【IFA 2017】で開発が発表された、
Technicsのダイレクトドライブ式フォノモーター『SP-10R』。


※Technics SP-10R ダイレクトドライブ式フォノモーター

型番からもわかる通り、放送局でも使用されていた『SP-10 Series』の現代版です。
来年2018年夏ごろの販売を目指し開発中。
今回はデザインモックのみの展示となりましたが、精度感の高い仕上げに期待が持てます。

キャビネットとトーンアームをコンプリートした、
レコードプレーヤー・システム『SL-1000 Series』の様な仕様は?と言う事になりますが、
まずはフォノモーター単体での発売となりそうです。
もちろん『EPA-100 Series』にあたるトーンアームや、アームベース等の開発も、
並行されているようですから、来年のインターナショナル・オーディオショウが楽しみです。



もう1つはYAMAHA。世界初披露モデルとなります。

参考出品されていたモデルは、『フラグシップ・レコードプレーヤー』として発表されており、
1980年代にYAMAHAがかかげた『GT思想』を、現代によみがえらせたモデルです。

GTとは、『Gigantic & Tremendous』の略で、
『オーディオ機器において重要なのは、無共振化である』との考えのもと、
機器を巨大化、重量化する事で、共振を発生しづらい構造を実現しようと言うものです。


※YAMAHA プロトタイプ・レコードプレーヤー 標準マット仕上げ

今回のモデルも分厚いキャビネットを採用。
有名なレコードプレーヤー『GT-2000』の限定モデルであり、
上位モデルであった『GT-2000X』と同等(155mm)と思われる厚みがあります。
このキャビネットはまだまだ進化を続けるようで、
製品版ではより振動に強く剛性の高いものになるそうです。
インシュレーターには『Wind Bell』が取り付けられていましたが、
もちろん、このまま製品化・・・という訳ではないそうです。

キャビネットの仕上げは2種類。
標準のマット仕上げと、ピアノブラック仕上げが参考出品されていました。

全体のデザインには『GT-2000』のエッセンスが散りばめられていますが、
駆動方式はダイレクトドライブ式ではなく、ベルトドライブ式になっています。
外見からも分かる様に、内部にサブプラッターがあり、
その直近にモーターが搭載されているそうです。

搭載されていたアームはピュア・ストレート型。
『GT-2000』のオプションとして限定販売されていた『YSA-2』の現代版と言えるモデルです。


※搭載予定のカーボン製トーンアームとピアノブラック仕上げキャビネット

ヘッドシェルは通常のものが使用可能な点がうれしい設計です。
デモンストレーションではortofonのヘッドシェルが使用されていました。
アーム素材はスピーカーで使用したザイロンではなく、カーボンを使用しているそうです。

発売時期やスペック、販売予定価格は発表されていませんが、
出来るだけ現実的な価格を目指しているそうなので、たいへん楽しみです。




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